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子どもの夢

8月12日は、タイの現王妃の誕生日。
それで、この日が「母の日」になっています。
毎年、母の日の前後に、カムクーンカムペーン財団が奨学金を支給している子どもと保護者との親子キャンプを開催しています。
普段、一緒に住んでいても話すことがない親子、祖父母と孫たち。
子どもたちが何を考え、何を望んでいるのかを知るいい機会です。

グループごとに「私の夢」を発表してもらいました。

ค่ายครอบครัว2861

グループで考えたのですが、その中の一人、オーイの影響力が大きかったようです。
オーイの夢になっています。

ค่ายครอบครัว2878

まず、上から、「夢」、コックの写真にはシェフ・オーイと書かれています。
そして、「夢」・・・お金と銀行の通帳
矢印をたどると、「家を建てる」、理想的な家の写真が貼られていますね。
家の次は、「車」
そして、矢印の横に書いてある男の子は、彼氏かな?結婚するってことかな?
「ファミリービジネス」、レストランの写真。きっと家族でレストランを経営したいんだね。
そして成功したら、「地平線を蹴りに行く」ってことは、外国に旅行するってことかな。
最後は、料理やパンの写真とともに、「感動的!幸せ!最高!」

オーイの名前の意味は、サトウキビ。
本人も食べるのが好きな、とってもやさしい女の子。
食べるだけでなく、料理や手芸も大好き。
将来、コックさんになって、レストランを経営して、家族で幸せに旅行!

16歳の夢。
実現したらいいな。
実現させてあげたいな。
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子どもは誰のもの?

2015年9月にノーンメック村でのホームステイが無事終わりました。
参加者のみなさんは、子どもたちと一緒に、元気に村の生活を楽しんでくれたようでホッとしています。
参加者のみなさんは、気づかなかったようですが、裏方ではいろいろありました。

一緒に草木染をしていた子どものお父さんが、酒に酔って子どもを探しに来て、
家の前でウロウロしていましたが、村の人たちがやんわりと追い払ってくれました。
アル中で普段から酒を飲んで、仕事はせず、奥さんには逃げられ、子どもの食事の世話もせず
暴力もふるうようなお父さんです。

子どもはまだ小学生。
家でろくに食べさせてもらえないのか、カムクーンカムペーン財団での活動中、
食事の時間になると、他の人の分のおかずも取ってしまい、腹がはちきれるかと思うほど、ご飯を口につっこみます。
飢えを知る子どものご飯の食べ方です。

DSCN7972_convert_20150925115738.jpg


C4Cが連携するタイのNGOカムクーンカムペーン財団では、これまで試行錯誤しながら
家庭環境に恵まれない子供たちの支援を、様々な方法で行ってきました。

最初、学校を通じて奨学金を中・高校生に支給することから始めました。
成績のよい子どもを選ぶのではなく、何らかの事情で親と一緒に暮らしていない
家庭環境の恵まれない子どもで、かつ勉強を続けたい者を選んで支援していました。
奨学金だけでなく、自己表現能力が向上するように、伝統音楽を学んだり、自然学習キャンプに行ったりと
子ども個人に対する支援が主たる活動でした。

しかし、子どもを支援するには、子ども個人に対する活動だけでは不十分です。
とってもいい子で、まじめに勉強する子も、奨学金の受取を断り、
親の求めに応じて、家計を助けるために中学を卒業して、すぐバンコクの建設現場で働き始めました。
もちろん、親孝行しながら親と一緒に都市で働くことは、子どもにとって選択肢の一つです。
しかし、日雇いの建築労働に社会保障はありません。
村でも何人もの大人が、建設現場から落ちたり、事故にあって、身体障害を負ったまま、
金を稼ぐことができず、妻や子供の世話になっています。
子どもは学業をあきらめ、家族を養う決心をし、また親と同じような過酷な労働環境に入っていきます。
家族やコミュニティ単位での、社会保障制度の必要性を強く感じました。

IMG_3682_convert_20150925115626.jpg

その後、地域で子どもの見守りができるよう、コミュニティに活動の中心を置こうと努力しました。
カムクーン財団の拠点である、ノーンタカイ・ノーンメック村小・中学校には、約4カ村の村の子どもたちが通っています。
(タイに学区はなく、どこの小・中学校に通ってもいいので、厳密には”地域”の学校とは言えないのですが・・・)
ノーンタカイ村は人口の多い村で、多くの寄付を学校に出しており、学校やPTAでもノーンタカイ村の人には発言権があります。
一方、ノーンタカイ村には、不法とばく場、インターネットカフェがあり、祭りではいつも酔っぱらった青少年の殺傷沙汰が起こります。
この村を拠点に、子どもたちとともに植林活動や伝統文化を学ぶ活動を行おうと思いましたが、
村長を始め、村の長老たちの協力がなかなか得られず、
活動拠点を隣接するノーンメック村に置くことにしました。

ノーンメック村は、100世帯に満たないこじんまりとした村で、村長を始め、村の長老たちが子どもやコミュニティの将来を心配し、カムクーン財団の活動にも賛同してくれています。
特に村長は、中学生の息子をバイクの事故で亡くしてから、青少年や高齢者の問題に関心を持つようになり
2013年、青少年が何もせずたむろしている状況を憂い、村の青少年のためのフットサル・コートを、村人たちと協力して作りました。
今後は、バレーボール・コートや公園、高齢者や青少年が集え、伝統的知識や文化を伝える学びの場のような集会所を建設しようとしています。

DSCN8006_convert_20150925115813.jpg

カムクーンカムペーン財団では、今後、このノーンメック村を中心に、村人たちに子どもの見守り、コミュニティの文化を子どもに伝えること、コミュニティのリーダーを育てることの重要性を伝えていきます。
そして、家庭に問題を抱える子どもたちに、一時でも安心でき、自分が自分でいられる時間や場所を提供できるような空間を作っていきます。

それは、コミュニティの中になければなりません。
青少年のための就労支援基金設立のための牛銀行システムも再開しました。
子どもの居場所づくりも含め、地域活性化に尽力しようとする村人がいるノーンメック村を
これからも支援していこうと考えています。
どうぞ皆さんのご支援・ご教授をよろしくお願いいたします。(文責;加藤)

ヌン

C4Cが支援している、東北タイ農村に住む子どもたちを紹介していきます。

ヌンは、14歳。中学生の女の子。弟が二人いる。
お父さんは、トゥッケー(ゲッコーとも呼ぶ。大きなヤモリ)を
取って売るのが商売。
だからトゥッケーを取りに夜中に外に出るし、他の県にも長期間出張していて
あまり家にいない。
お母さんは、子どもたちがまだ小さいので、出稼ぎにでず
縫製工場から仕事をもらって、家でミシンがけしている。

ヌンは、痩せてて、とても小さくみえる。
それはもともと貧血があり、運動ができないため。
両親はともに忙しく、弟たちの食事や身の回りの世話は
ヌンがやらなければならないが、体が弱いため重労働はできない。
踊りも、すぐに疲れてしまう。

でもヌンは、話すことが好き。
県レベルの朗読大会では、表彰状をもらったくらい
朗読や喋ることが好き。

ヌンは、おとなしく静かな印象をもつ女の子。
両親と同居しているのだが、家の中は縫製用の布きれや糸くずが山のように積り
工場のようになっている。
縫製の下請け賃金は非常に安い。
一か月4000バーツ(約1万2000円)になればいい方で、とてもじゃないが
子どもに高等教育を受けさせる余裕はない。
お父さんのようなトゥッケー取りも、日によって収入が変わり
遠出すればするほど、コストもかかり、
決して儲かる仕事ではない。

タイが経済発展したと言っても、
農村の住民の生活が必ずしも向上したわけではないのだ。

ヌンのように体が弱い子どもも、多いが、
ほとんどの場合、特に治療するわけでもない。
成長して自然に体力が増すのを待つしかない。

踊れるようになったらいいね~ヌン(文責;マリコ)
スナップショット 2 (2012-12-26 10-16)

ニン

ニンは、14歳。中学生の女の子。
両親は離婚し、お父さんとは3年以上連絡がとれていない。
お母さんは再婚して、新しい夫とともにバンコクのパン工場で働いている。

ニンは、父方の祖父母と一緒に暮らしている。
誰からの送金もニンのもとへは届かない。
祖父母の農業による収入だけが、生活費である。

ニンは、いつも元気。細くて長い手足と、大きな口。
飛んだり跳ねたり笑ったり、、、いつも楽しそう。
踊りは習い始めたばかり。
だから難しい踊りの型はできないけれど、
最近のセクシー踊りは得意だよ。

ニンのように両親の都合で、祖父母に預けられているケースも
タイの農村全体でよく見られる。
年よりたちは、都会で働く子どもたちの送金を頼りに、
稲作などの農業を細々と営んでいる。
そんな年寄りたちは、孫の成長を見守ってはいるが
昔のようにいろんなことを教えることができない。
生活スタイル自体が変わってしまったのだから。

携帯電話を欲しがるニンに、年寄りたちはただただ言葉を失うだけ。
ニンは、今、少女から女性へと変化しつつある大切な時期。
壊れそうで、しなやかな彼女の成長をこれからも見守っていきたい。


DSCN3211_convert_20130307182342.jpg
(写真は、ニンとは関係ありません)

ルイ

C4Cが、東北タイ農村で特に支援しようとしている子どもたちを紹介したいと思います。
個人情報の問題があるので、顔写真は出せませんが、
子どもたちがどんな状況にいるのかを知る手がかりになれば・・・と考えています。

ルイは、14歳。中学生の男の子。
三人兄弟の末っ子。
二人の兄さんは、21歳と17歳。中学を卒業しないまま、出稼ぎに出て家にいない。
お父さんは、土方仕事をしていたが、
何年も前にコンクリートの柱が背中に落ちてくる事故に遭い、
それから力仕事ができなくなった。
お母さんは、町の人の家でお手伝いの仕事をしている。

ルイは、小学校の頃からタバコを吸いはじめた。
(今は、禁煙中またはやめた・・・?)
中学に通っているが、タイ語の読み書きができない。
学校の教師が言うには、小さい頃高熱が続き、てんかんのような症状で
倒れたことがあるらしい。
そのため脳に何らかの障害が残ったのではないかとのこと。

ルイは今、伝統楽器である太鼓の演奏が気に入っている。
私がカメラを向けると、いつも恥ずかしそうに
にきびだらけの顔を下に向け、太鼓をたたいていた。

ルイのようにタイ語の読み書きがほとんどできない子どもを、
東北タイ農村で広くみかける。
小さい頃の高熱は、脳炎などの感染症のことかもしれない。
または両親や兄たちが家の外で仕事をしているため、誰も勉強の世話をしてくれたことがない
ネグレクトのような状態が続いていたのかもしれない。
何らかの原因による結果、ルイは、一種の発達障害のような状態にいる。

伝統音楽や環境教育によって、ルイはどれくらい成長できるのだろうか。
これからが楽しみでもあり、不安でもある。(文責;マリコ)

スナップショット 1 (2012-12-26 10-09)

プロフィール

Author:katomari
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